Home » クーリングオフ最新情報 » 相談のコツ

相談のコツ

私は毎日多くの方からお電話やメールでクーリングオフの相談を受けていますが、みなさんにとって専門家に相談する機会というのはあまりないと思います。そこで、今日はクーリングオフの相談時のポイントについてお話したいと思います。

結論から言うと「いつ」「どんな状況で」「何をいくらで買ったのか」この3つを明確に答えることが相談のコツです。当たり前といえば当たり前なのですが、実際に相談するとなると動揺していたりするので、3つをいきなり明確に答えることはなかなか難しいものがあるでしょう。

実際、ほとんどの場合、「昨日○○を買ったけれどクーリングオフできますか?」といったように「どんな状況で」買ったのかという部分が抜けて相談される方がほとんどです。そんなときは私が「契約までの経緯を教えてください。」と質問をするようにしているのですが、契約までの経緯が抜け落ちる率は、契約の日や買った物などど比べてダントツのNo.1です。

エステなどであればさほど契約までの経緯を気にすることはないのですが、訪問販売やキャッチセールスの場合は、契約までの経緯がわからなければそもそも訪問販売やキャッチセールスに該当するかどうかがわかりません。後者の場合、訪問販売やキャッチセールスに該当して初めて「何を買ったか?」が問題になります。したがって、クーリングオフの可否を判断する場合、「何を買ったのか」も重要ですが、場合によってはそれ以上に「契約するまでの経緯」が重要になるのです。

さて、ではどうすれば「抜け落ち」を防ぐことができるでしょうか?その有効な対策として「時系列で話す」ことが挙げられます。簡単な例を挙げてみると、

10/7 業者から電話がかかってきて店に来るように勧誘された
10/9 店に行ってアクセサリーを30万円で買ってしまった

たった2行ですが、「いつ」「どんな状況で」「何をいくらで買ったのか」書かれています。「いつ」「何が起こった」と列挙すると、時系列を追うことによって契約に至るまでの状況が見えてくるのです。これをメモなどに書き留めて相談をすれば伝達の漏れは最小限に抑えられるでしょう。

タグ:

2008 年 10 月 10 日 投稿者: 管理人

[PR]Ads by Google

コメント (0)

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

このコメント欄の RSS フィード TrackBack URI

コメントをどうぞ



| クーリングオフの取扱説明書 HOME | クーリングオフの基礎知識 | クーリングオフ期間経過後の契約解除 | クーリングオフ一覧 |
| 状況別クーリングオフ | 悪徳商法一覧 | 内容証明郵便の基礎知識 | クーリングオフ通知書例と解説 |
| クーリングオフ最新情報 | 当サイトについて | リンク | サイトマップ | お問い合わせ |